まずはじめにすっきりきっぱりクオリティに言っておくがこの作品は、ウルトラマン「バラージの青い石」への大変なオマージュが込められている。
オマージュというのは実に難しい。先の作品に敬意をこめ尚且つ殺すことなく現在にマッチしたモチーフ
と自らのオリジナルをちりばめ視聴者が飽きることなく納得できる作品を目指さなければならないからだ。
まぁ何を見てもどう見ても個人の価値観と主観の相違はあるわけで未来を背負う子供やたくさんの人が見ているという意識で責任ある作品は目指すのだから、なおさら大変だ。しかし芸人じゃない芸術家たるもの現状満足ではいかん
ミズキ隊員に突っ込みのお株をむしりとられた管理人だが、元気にご挨拶突っ込み部隊前にーならえっ
ということで突っ込みます・・・お前ーー
無邪気にこどもがゴジラとガメラをぶつけ合い「ゴジラ強いぞ」「ガメラ強いぞ」と戯れている。
坊主ーっそのぶつかり合いだとカメラがガメラの背中とかぶってしまうカメラ対ガメラだぞって、しゃれかーー
そこの坊主そこ引きだ引きだっ・・・などとうれしげに参戦するのはやめよう5分で連れて行かれる。(どこかに)
その楽屋落ちの日常は、磁場の異変に一瞬にして町の平和ごと、飲み込まれる。ぱっくん
驚異的磁場が発生しペースタイタンの機能すら低下し被害状況も全国のお茶の間のみなさんに報告できない。まるで対策なし。
磁気嵐に突っ込むつもりだったのかあいかわらずの無謀ぶりのカイトは、データをゲットしに果敢に対象物に突進するが毎度のコントロール不能になり不時着すると宣言する。・・・しかし命からがらのおしゃれな胴体着陸に
不時着じゃないこれは墜落の間違いだろうと突っ込むミズキ。・・言い返せないカイト
カイトこんな時は、おもいっきりこう叫ぶんだ「脱出!」
4000年の歳月をへて物忘れの酷い人類は、歴史を繰り返す。アントラーが砂地獄の中から預言どおりずぼぼぼぼとど迫力のその姿を現す。
でたーーーカイトとミズキでとりあえず打ちまくるがアントラーにダッシュライザーをすい上げられる。
「返しなさい」「ゆうことを聞く相手じゃない」
・・・・いやご両人ここはやはり、声を揃えて叫ぼう「どろぼうぉぉぉお」
砂に埋め尽くされ都市機能が麻痺してしまう。埋葬されました。
敵を知ることだ解説をトミオカ長官とヨシナガ教授にお願いする。(長官はほとんどうなずき君だが)
アントラーは、バラージを滅亡させたという・・まじすかぁ明日は我が身である。いや明日までも時間がない。ぶっちゃけ30分枠しかない。
ダッシュの新たなマシーンなのか自転車での出動だ。やはり地上は違法駐車しなくていいチャリンコに限るね。今時は、自転車も迷惑駐輪は、撤去されるが
アントラーを倒す方法を求めふぅふぅ遺児坂田由里を訪ねる。
父は正しかった人類ごときのサル知恵・・じゃなかった浅知恵で何ができるというのかアントラーは、地球にバツを与えるために出現したのだと恨み骨髄の由里。
罪のないこどもまでも犠牲になっている。
そう何かの犠牲になるのはいつも弱い者である。
文句たらたら人力でアントラーの過去情報を調査する。文句を言わない。いつのまにかカイトの方がお兄さん発言である。
確かにサーバーが落ちるだけで(てめ、コノヤロー早く復旧さらせ)動揺する自分としては、ミズキに激しく同意
・・その苦労は報われバラージの青い石によりアントラーが倒せるという情報を獲得した。ヒットでぽん。
「避難してください」誘導にしたがってわっしょいわっしょい移動する円谷ファンクラブのみなさん先頭は、まっすぐ進まずある地点から折れ曲っていたがまるでマラソンの折り返し地点であるかのようだった。
まさか植え込みの裏を通って危険エリアに舞い戻ってきてはいまいな。
落ち着いてください・・・いやしっかり落ち着きを払っていらっしやった。全速疾走もなかったし・・全速力で走れといわても無理だろうが別の意味で危険だ・・心筋梗塞とか
こどもたちが取り残されていると報告しても振り向くことなく逃げ出す者。責められないリアリティだ。
しかし逃げない者もいる。これもリアリティだ。由里たち数名は残されたこども救出に走る。
接近戦で応戦するダッシュ。
アントラーとは、くわがたなのか蟻なのか見た目と意見が分かれる。・・・まぁ主観の相違かと
ひるむなー隊長の激が飛ぶ(うって打って打ちまくれーこれが俺らに今できるマックスなことなんだぁぁぁ・・・ありがとう 涙)
ショーン開発の新兵器のダッシュデリンジャー・・効果いまいちーー 泣
こどもたちの救出にミズキが合流するがどう転んでも非力の人間である。少なくとも人をわんさか呼ぶしかない。でも、でも、逃げちまってるしーー(涙)つーか避難誘導したし
いったいどうしたらこの子供達を助けられるのか・・バラージの青い石があれば・・・ぼそっ
ミズキのこぼれ出た言葉にハッとする由里
父が最後に残した言葉、人類を救ってくれ・・・
人類を今救えるもの・・・由里は、隠し持っていたバラージの青い石をミズキに差し出す。・・これで勘弁してください。
建物のしたじきとなりこっちも非力のカイト・・もはや、げ・ん・か・ぃぃぃぃい。
すべての運命を救うべくウルトラマンマックスが出現する。
マックス自らドリルスピンで危機を回避するなど戦いは白熱するが
しかし、光を粉砕する磁気攻撃にウルトラマンマックスの必殺技が使えない。
ムシ○ング代わりにいけー
ダッシュもそしてテレビの前のみんなも声を揃えて応援だ。
応援は、大切なパワーの源だ。実戦する者のみでいいというなら戦場の旗振りは、いらんだろう。命がけで旗をふり続けラッパを吹きつづけた存在もいるのさ
闘うということは、その時できる可能な限りの自分の信じる何かをそれぞれの役割に応じて全力で遂行することだ。
バラージの青い石を持って駆けつけるミズキ。ショーンの機転でダッシュデリンシャーに装填される。・・作っといてよかった。
マックスアントラーを動かさないでっ
げっ・・・挟まれて逃れようとしていたマックス慌てる。
え゛つかまえるのか汗
捕らえられていたのか捕まえていたのか謎ともいえるが、
マックスにより動きを封じ込められたアントラーに向かってバラージの青い石のパワーが放たれる。
動きが止まったアントラーを撃破するウルトラマンマックス!
すべては明日の未来と希望に役立てるもの
微笑む由里・・くさばのかげから父も応援してくれている。
この時、ウルトラマンマックスでなければ、瓦礫の下敷きになっているはずのカイトは、メンバーにまがぬけていると噂される。・・・誰か助けにこんかーーーー
誰も来てくれそうになくひとまず保たれた平和に朗らかに笑うダッシュのメンバーに
おーーぃ(やぃやぃやぃ)と駆け寄るカイト・・
石版にしるされた伝説の神ノアの姿がウルトラマンに似ていたことからウルトラマンはこの頃から来てたのかなとはしゃぐミズキ
否定するカイトになんでしってんのよーーとおねーさんは強気だ。・・またしても何も言い返せないカイト 涙
ウルトラマンは、何千年もの時をずっとこの星を見守ってくれていたのであろうか。
【ファン応援マックス】
この回は金子監督の特技監督デビューで、佐川和夫監督的な巨大破壊の特撮が見もの。冒頭、子供がゴジラとガメラの人形を戦わせるあたりは、両方を演出した金子監督による夢の対決(?)です。
また、金子監督は、アントラーがクワガタの怪獣か、アリジゴクか40年来迷っていて、その点を劇中のコバとショーンのやり取りにこめた模様です(アニカンのインタビューにあり)。
また、マックスに出ていた昭和怪獣たちは、エレキングが放電竜、レッドキングが装甲怪獣と肩書きが替わっていましたが、アントラーはオリジナルの磁力怪獣のままでした。
主人公が瓦礫の下敷きになり、ピンチで変身と言うのは昭和にはよくありました(特に初代マン)が、平成では珍しい、ひょっとして初めてかな?また、必殺光線のエネルギーを集めている時に、それをバラバラにされてしまう描写も、極めて珍しく、ウルトラマンと怪獣の対決で懐かしの描写+新機軸がありました。
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