ウルトラマンネクサス・ストーリー


ウルトラマンネクサス番組レポート

【Episode 35「反乱」 T2-O 】

ウルトラマンはビースト・メガフラシを追い詰めるが、あと一歩のところで取り逃がしてしまう。メガフラシは地下に逃走した。

CICで吉良沢は推察していた。「ビーストが市街地に現れたのは、来訪者による障壁の力が弱まっているからだ」と。さらに吉良沢は、遺跡を炎に包む黒いウルトラマンの姿を幻視し、つぶやいた。「あいつがアンノウンハンド…」。

その頃、海本に「ラファエル」が完成したとの知らせが届く。吉報を知り、何処かへ向かわんとした海本を何者かが襲う!倒れる海本!!

一方、憐は拘束され、TLT基地に収容されていた。松永管理官は今なおウルトラマンの力の秘密を求めていたのだ。そして、瀕死の憐に対する人体実験が開始された!

瑞生から連絡を受けた孤門は、憐への実験を中止させることを決意する。孤門の思いはナイトレイダーの隊員達にも伝わった。孤門は和倉隊長に問う。「我々も憐も、何かを守るため戦ってきた。ここで憐を見殺しにすれば、この先、何を守れるというのか」と。

孤門とナイトレイダーは憐を救うため行動を開始した。 実験室のドアの前で、松永管理官と和倉隊長はカメラ越しに会話を交わす。「ウルトラマンの秘密を解明することが人類を破滅から救う道だ」とし「デュナミストは光の容れ物にすぎない」と語る松永。「光を力に変えるのはデュナミスト自身の意志だ」と反論する和倉。

ナイトレイダーは実験室に踏み込み、憐を救出した!基地の管制システムをジャックした石堀のサポートにより、ナイトレイダーは脱出に成功。彼等を乗せた4機のクロムチェスターが基地を発進する!

追撃隊を出動させようとする松永だったが、吉良沢は「彼等を拘束するより、有効に活用すべきだ」と提案するのだった。

憐の救出を果たしたナイトレイダーは森の中に潜んでいた。そこで石堀は一人端末を操作しながら笑みを浮かべていた。そんな石堀を不審がる詩織…。

瑞生はナイトレイダーに合流していた。孤門は瑞生に、憐の寿命が長くないこと、「ラファエル」とは憐の特効薬のことであったことを告げる。憐は、自分について語った。 他人を悲しませながら死を待つのが耐えられず、自分を知る者のいない日本に来たこと。光の力を得て、誰かを守れることに喜びを感じたこと…。憐は言った。「戦っていれば死ぬことを忘れていられる」「俺はまだ戦える」。

そこに吉良沢から通信が入った。メガフラシが再び活動を開始したのだ。出動するナイトレイダー!憐も孤門に同行することになった。そんな憐に、凪は語りかけた。「生きるために戦いなさい」と。

憐はウルトラマンに変身した!夕日に染まる街を舞台にメガフラシとの戦いが始まった。ウルトラマンはメタフィールドを展開しようとするが、それは突如出現したガルベロスに阻まれる。 二体のビーストに苦戦するウルトラマン。しかしメガフラシはクロムチェスターのビームに仕留められる。残るガルベロスもウルトラマンとクロムチェスターの連携攻撃の前に撃破されるのだった。

と、その時、二体のビーストの死骸が光の粒子となり、天空の黒雲に吸い込まれる。そして、そこに新たなビーストの影が浮かび上がった!

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【Epsode36 決戦―フェアウェル― モグルドン 】

メガフラシとガルベロスを倒したネクサスとナイトレイダー。 だが、2体のビーストは、青い光の粒子となって、アンノウンハンドに吸い込まれていった。 ブラックホールのように開いた天空の穴から覗くのは、新たなビーストの姿だった。 「これは・・・・」吉良沢は、不吉な予感を感じていた。

封鎖されたままの街の中で、ナイトレイダーたちが集まっていた。 そこに松永管理官からの通信が入った。 ナイトレイダーの処分については、上層部が討議中であり、それ相応の処分を覚悟するようにとの連絡だ。 まだ、アンノウンハンドは市街地上空に存在するようで、隊員たちにはその場で待機が命じられた。

入れ替わるように吉良沢からの通信が入る。 「しかもその波形は異常な振幅を示しています。アンノウンハンドの中で何かが成長しています。 アンノウンハンドは時を置かずに仕掛けてくるでしょう。

既に憐にメタフィールドを張る力はない。次は未曾有のビーストを相手に市街地で戦う事になります。おそらくそれが憐の最後の戦いです。」

憐はロッカールームのような場所に寝かされていた。  瑞生は憐に告白した。

「私は憐が好き。憐の未来がどんなものでも、私の気持は変わらない。 ずっと変わらない・・・」

憐の様子を見に、部屋の外に来ていた孤門は、瑞生の話を聞いてそっとその場を離れた。

だがじっと黙ったままの憐の態度にいたたまれず、瑞生は 「何か食べるもの買って来るね。」と外に出た。

一人部屋に残った憐は、 「俺はバカだ・・・俺じゃ瑞生に何もしてやれないのに・・・」と辛そうにつぶやいた。 そして、横を向いたその視線の先には、瑞生の置いて行ったメモレイサーがあった。

孤門は隊長と話していた。 「僕には何もしてやれない。見ていることしか出来ないのが悔しいんです。 変わってあげられるものなら・・・」 「人の人生は肩代わりできない。 家族でも、恋人でも、友達でも、どんなに大切な人間であっても・・・ だからこそ、人は心を尽くして人と絆を結ぼうとする。 見ていることしか出来ないなら、見ていてやれ、最後まで。」

憐の元に戻った瑞生は、スーパーの袋からいろんな食べ物や飲み物を取り出していた。 その後ろ姿を、決心したように見つめる憐。

「瑞生、メモレイサーって正確にはどんな記憶を消せるの?」 「ビーストとウルトラマンとそれにまつわる記憶。・・・何か暖かい飲み物作るね。」

―ビーストとウルトラマンとそれにまつわる記憶・・・じゃデュナミストの事も忘れる?―

「出来たよー」 紅茶のカップを持ち近づいてくる瑞生に、憐はメモレイサーを向けた。

「!!」目を伏せ、メモレイサーを掴み、憐からメモレイサーを取り上げようともみ合いになった。 やっと憐から奪い、投げ捨てると、 「ふざけないでよ!全部忘れろって言うの?!冗談じゃないわよ。 一緒にいた時間がどれだけ大事か、どうしてわからないの? ・・・どうしてそれがわからないの・・・・?」 「ごめんな・・・ごめんな、瑞生。」

吉良沢は何かを感じた。「誰かが呼んでる。」 それは殴られて、気を失ったままの海本からのSOSだった。

その部屋に現れた吉良沢は、重大な事を知らされたのだった。

憐は丘の上で街を眺めていた。 そこに孤門もやってきた。 「何してたんだ?」 「考えてたんだ。光は何故俺のところに来たんだろう?って。」 「同じことを考えていた人がいるよ。 姫矢准、君の前のデュナミストだ。」

―俺はこの光を得た。この光の意味がなんなのか、お前を助けた時、俺は感じたんだ。 過去は変えられないが、未来なら変えることが出来るかも知れない―(姫矢准)

「憐、光はもしかしたら人に托された希望なのかも知れない。 だから光は、人から人に受け継がれていく。」 「光は受け継がれていく希望・・・」

木漏れ日の中で、2人は一瞬の平和を見ていた。 空からアンノウンハンドが出現した。 その時、吉良沢から通信が入った。

「CICです。プロメテの子たちが、ラファエルを完成させた。 ラファエルと医療スタッフが、城北大学病院で、憐の到着を待っている。」 「あいつらが・・・」 「いいか、憐。この状況で戦えば君は助からない。」 「行くんだ!憐!早く!」 孤門は瑞生に、憐を托そうと預けた。

しかし、ついに巨大なビーストが天空から表われた。 街は逃げ惑う人であふれている。 ビーストは街を破壊し始めた。

憐は、自分を掴んでいる瑞生の手を優しく放し、 「優・・・孤門・・・俺は俺の光を走り切る!」 そして、心配そうに見つめる瑞生に「必ず戻る。」と言い残し、 エボルトラスターを手に走りだした。

その後姿を見送る3人。

だが体力が回復する事のない憐は、足がもつれて倒れてしまう。 それでもなお立ち上がり、ウルトラマンへと変身した。

「うわぁぁぁーーーーーーー」
アンファンスからジュネッスブルーに変身を遂げ、ビーストへと立ち向かっていった。 でも、接近戦では体力の勝るビーストが圧倒的に有利だった。

ナイトレイダーたちも、ネクサスの援護に当たるが、ビーストはひるむ様子もない。

ビーストの攻撃は多彩であった。 毒ガス、ビーム、長く延びた尻尾には別の顔がある。

吉良沢は、ビーストを分析した。 「あいつは過去のビーストのあらゆる能力を備えているものと思われます。 最強のビースト、コードネーム『イズマエル』」

イズマエルからはありとあらゆる攻撃が繰り出された。 それを一心に受けて倒れるネクスト。 ナイトレイダーたちもミサイルで反撃するが、ダメージを与えることが出来ない。 反対にイズマエルの攻撃を受けて、全機墜落させられてしまった。

援護を受けられなくなったネクサスは単身でビーストに立ち向かう事になった。 だが憐にはもう、立ち上がる力も残っていなかった。

吉良沢が憐にテレパシーで呼びかける。 「憐・・・憐・・・聞こえるか?光を信じろ!」

「光・・・」 再びネクサスは立ち上がった。 「光は受け継がれる希望。 俺は戦う!俺は生きる! 生きてこの光をつなぐ!!」

すばやい動きで飛び上がり、ビーストの攻撃をかわしながら、オーバーアローレイシュトロームを放った。

イズマエルは倒れ、爆発した。 エボルトラスターがホルダーにしまわれ、エナジーコアが光る。 ネクサスと憐は、初めて出会った時のように向かい合った。

「ありがとう・・・さようなら・・・」 憐は気を失ったように倒れた。 憐は、瑞生との思い出を夢に見ていた。

ストレッチャーで運ばれる憐に、瑞生は叫んでいた。 「憐!憐!目を開けて!」 反応を見せない憐に、瑞生はキスをした。 憐は意識を取り戻した。

城北大学病院の救急車に乗せられる憐に、瑞生は付き添って乗り込んだ。 見送るナイトレイダーたちに、憐はVサインを送って見せた。

―憐は生きる。僕たちはそう信じた。 でもあの時僕たちは、憐を離れた光が誰を訪れたのか、まだ考えてもいなかった。 そしてそれに続く、恐ろしい出来事も―

森の中、ストーンフリューゲルが立っていた。 近づいて行くのはナイトレイダーの隊員服を着ている。

その人は、凪だった。 そして、それに触れた時、光が宿った。

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