特撮・シナリオの書き方(考察)

シナリオを追う《読む》小学生向け

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シナリオとは柱・ト書き・セリフで構成されている文のことである。

芝居で使用されるときは、台本といい 映画で使用されるときは、脚本といわれることが多い。 いずれもシナリオのことである。

ここでは、シナリオ(ストーリー)を追求・探求し番組の見所、その要旨を探り番組をよりいっそう楽しめるよう考察の仕方をご紹介します。

そして自身も発展して、小説やシナリオを書いてみませんか

シナリオを楽しもう

シナリオライターは、人間や社会についての自分の考え方や理想を作品中の主人公や主な登場人物の会話や行動を通して視聴者に伝えようとしている。

したがってシナリオ《ストーリー》を読むということは 主人公や主な登場人物がどのような考え方をしどのような行動、生き方をしているのかに注目する必要がある。

それぞれの場面において主人公の言動、背景、心の動きを追跡することによってそこに主人公の人間像が浮かび上がってくる。


文章の基本構造について

作品中の登場人物の気持や心の動きは、次のような形で描かれている。

【直接描写】

気持や心の動きを表す言葉や表現によって、直接描かれたり、説明されたりしている。

【間接描写 1 】

表情・動作・態度・言動などの描写を通して、間接的に気持や心の動きが描かれている。

【間接描写 2 】

周囲の情景や具体的な事実を描くことによって、間接的な気持や心の動きが描かれている。

読み取りについて《言動と心情》

(1) 場面全体の展開・因果関係
(2) 変化の直接的原因となったできごとや他の登場人物の言動
(3) 登場人物の性格や基本的な考え方
(4) 登場人物の立場や人間関係
(5) 時代背景・社会環境・生活環境などをもとにその場面での登場人物の気持ちや心の動きを推理・想像する。
(6) キーワードに注目する。

【物語の構成】

(1)頭括型とは □ 話題・まとめ→話題に関する説明
(2)尾括型とは □ 話題→話題に関する説明→まとめ
(3)双括型とは □ 話題・まとめ→話題に関する説明→まとめ

【小説などの原稿用紙の書き方】

現在は、デジダル化により原稿用紙に書くということそのものが減ってきていますが、小説等の場合の原稿用紙の書き方について説明します。

(1) 文字は、1つのますに1字ずつきちんと書く。
(2) 符号も1文字分である。ただし、・・やーーは2文字分
(3) 疑問符や感嘆符はそれぞれ1ますに書き、言葉があとに続く場合、その下の1ますを空けて次を書く。
(4) 文章の書き出しや、新しい段落の書き出しは、1ます空けて書く。
(5) 会話は、なるべく行を改め、「(かぎ)は1ますめに書く会話が2行以上にわたる場合は、1行めの文字頭をそろえる。
(6) 句点・読点・中黒や、かぎ・かっこ類の「とじ」の部分が行の終りにきて、下のますがないときは、次の行の1ますめではなく、その行の最後のますに文字といっしょに書くか、ますの外に書く。 
(7) かぎ・かっこ類の「とじ」の部分と句点がいっしょになる場合は、同じますの中に書く。
(8) タイトルは、1行めに3・4字下げて書く。
(9) 名前は、2行めの下のほうに書く。


あなたも原作者・シナリオライターを目指しませんか

シナリオの書き方

【シナリオ用語】(順不同一般用語抜粋)

(1)【プロット】 plot 小説・戯曲などのすじ
(2)【ハコ書き】 シーン構成を書いた物
(3)【ペラ】 200字詰めの原稿用紙(20字×10行)のこと
(4)【直し】 シナリオ修正のこと
修正レベルによって 「小直し」「中直し」「大直し」「全直し」がある。
(5)【アテ書き】 キャスティングされた役者に当てて書くこと
(6)【インサート・カット】 挿入される短い画面。登場人物の心象風景など。
(7)【インターナル・コンフリクツ】 内的葛藤。登場人物が内面に抱えている矛盾や葛藤。
(8)【エクスターナル・コンフリクツ】 外的葛藤。主人公を危険や不安に陥れようとする敵や第三者によって作り出される困難。
(9)【エピソード】 短い話。挿話。逸話。
(10)【オーバーラップ】 前の画面がしだいに薄くなり、次の画面に変わる技法。シナリオには「O・L」と書かれる。
(12)【オリジナル・シナリオ】 小説などを脚色したのではない、書き下ろしの創作シナリオ。
(13)【カセ】 登場人物がある目的に向かって進んでいこうとするとき、障害や邪魔になるもの。
(14)【カット・イン】 一つのシーンに、別の画面を挿入すること。
(15)【カット・バック】 二つの場面を、交互に、きりかえして見せること。
(16)【企画書】 プロデューサーなどに、シナリオの骨子を伝えるための書類。
(17)【脚色】 小説、物語、実話などを、映画化などのために脚本にすること。
(18)【キャラクター・アーク】 スト−リーの中で、キャラクターの経験を通して起こる、キャラクターの性格や価値観の変化。
(19)【クランク・イン】 撮影開始のこと。撮影終了は、クランク・アップ。
(20)【決定稿】 実際の撮影に使用されるシナリオ。最終稿。
(21)【梗概】 あらすじのこと。
(22)【コンフリクト】 葛藤、対立。主人公が、他の何者かと対立、葛藤することでドラマが生まれる。
(23)【シークエンス】 小説でいう「章」にあたるもの。
(24)【シーン】 場面。シナリオはシーンの積み重ねによって成り立つ。
(25)【シナハン】 シナリオ・ハンティングの略。シナリオを書くための取材。
(26)【シノプシス】 あらすじ。
(27)【セカンド・ライター】 共同でシナリオを書く際の、二番手のライター。
(28)【セントラル・コンフリクト】 物語の中心的問題。
(29)【ターニング・ポイント】 主人公にとっての鍵となる瞬間、あるいは意外な新事実。
(30)【第一稿】 最初に書き上げたシナリオ。

(31)【ディティール】 細かい描写。小道具、人物の癖、時代考証などの細かな設定。
(32)【テーマ】 たんなるプロットやストーリーを超越して、ストーリーの奥に込められているモラルやメッセージ。
(33)【ト書き】 セリフ以外の文。歌舞伎の台本で、「ト、走り寄る」などと書くことからきている。
(34)【ハイ・コンセプト】 人々をひきつける強烈な仕掛けを持つストーリー。
(35)【バック・グラウンド】 背景。登場人物の生い立ち、性格、癖、学歴、家族関係など。
(36)【フェード・イン】 画面がしだいに明るくなり、やがて一つの場面が映し出される技法。シナリオでは、(F・I)と略す。逆に、しだいに画面が暗くなっていくことを「フェードアウト(略号F・O)と言う。
(37)【伏線】 あとで起こる事件やドラマを、前もってさりげなく示しておく作く劇術。
(38)【フラッシュ・バック】 カット・バックのさらに短いもの。
(39)【ミッドポイント】 脚本の中間あたりに位置する重要なターニングポイント。
(40)【メイン・ライター】 共同でシナリオを書く際の、メインのライター。
(41)【モティベーション】 動機づけ。
(42)【ロケハン】 ロケーション・ハンティングの略。撮影前に、ロケ地に行き、撮影場所を決めること。

【ウルトラマンシナリオライターリンク】

著作品等もご覧になれます。

【河崎 実】主な作品ウルトラマンティガ第13話「人間採集」レイビーク星人
河崎実公式

【太田 愛】主な作品ウルトラマンコスモス他多数
太田 愛公式

【小中千昭】主な作品ウルトラマンガイア
(1.2.3.5.10.18.26.40.42.50.51話) 初回・最終回等11本
小中千昭公式

ウルトラマンシナリオライターでご紹介されたい方がいらっしゃいましたら情報をお願いたします。単に管理人が探せないんです。涙

SFについて

SF小説は、空想科学小説と訳されている場合が多いが、自然科学・人文科学・社会科学の経験をいかし、実生活の中でこのような不思議なことが実際に起きたら・・・のようなイメージなどで創作していく。

現実世界の延長線上・もしくは連動している異世界を舞台にし、のみならずその異世界の「異質」さとその「存在感」を意識させるようなものをテーマとし、未知なる現実世界を探求しわくわくドキドキするフィクションとして創作していく。


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