ウルトラマンマックス特撮用語集


特撮とは
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【特殊撮影】

特撮とは、特殊撮影の略で、特殊な効果や現実には有りえないことを画面に表すため高速度撮影・微速度撮影・顕微鏡撮影・トリック撮影を行ったものかつ特殊撮影を行って作られたヒーローもの・怪獣もののテレビドラマ・映画のことである。

特撮の歴史は、特撮の神と呼ばれた円谷英二が築いた。
円谷の歴史詳細は 円谷英二館

特撮作品の場合片側本編、片側特撮の切り返しになることが多い。
通常制約の多い本編が先に撮られる。

ロケーションの場合は撮影許可及び天候やスケジュールの都合により、「撮りたい絵より撮れる場所」優先になる場合がある。(哀)

それに対して、全て一から構築していく特撮はいろいろな面で自由度が高いため合成や切り返しは通常本編が先に撮影し特撮はそれにあわせていくのである。

紅蓮の炎を駆け抜け、ウルトラマンの快心の一撃で怪獣を爆破粉砕する。

その迫力のシーンを制作しているのが操演である。
操演技師とは、火薬、炎、煙、ホコリ、嵐、霧、津波から、怪獣のシッポの動き、へし折れる東京タワー、人間の宙づりまで、あらゆる特撮シーンを実現する技術者のことである。


特撮テクニック抜粋【掲載順不同】

【親線】

親線とはステージ上部に張り渡したワイヤー(またはピアノ線)とその上を走る「台車」のセットを言う、台車から垂らしたピアノ線で人やミニチュアを吊り、台車を動かすことでそれらを「飛ばす」のである。

【ワイヤー親線】

ワイヤー親線はおもに人吊り用である。 ワイヤーの方が大きな荷重に耐えられるのだが台車が走る時ワイヤーの編み目の凹凸を拾って振動するので繊細な飛びには向かない、そこでミニチュアなどの軽いものは直径1.5ミリほどのピアノ線を使用する。

【切り返し】

カメラが180度反転して今まで撮っていたのとは逆の方向を撮ること

【オープン】

ウルトラマンの目線で見おろすなどのシーンでは切り返しの絵は極端なあおりの絵になるためスタジオでは撮れないものを屋外でする撮影のこと

【ドライアイス爆弾】

ドライアイスに火薬を仕込んで破壊させる。 白い固まりが煙の尾を引いて飛ぶ

【ナパーム】

火薬でガソリンを飛び散らせ発火させるド迫力の爆弾

【ガスナパーム】

プロパンでナパームのような爆発を作ること。 ガソリンが出演者等に付着し引火の危険が推定される場合では、ガスナパームの使用が多い。

【シャミセン】

火薬の電気点火器具。 鉄琴に似ており、並んだ鉄板の上で桴(ばち)をすべらすように並んだターミナルを次々と接触させていくもの

【セメント・珪砂】

建物が崩れたときのホコリや瓦礫に利用する。

【炉端焼き】

棒の先に板がついていて瓦礫やホコリを遠くに落とすこと

【回転縛帯】

吊った人間を縦に回転させるための吊りベルトこと

【ビニール枠】

光を拡散させる道具

【本人スイッチ】

手の平に小さなスイッチを隠し持ち自分で点火する。バッテリーも本人に付けること

【モーション・コントロール】

コンピュータで制御され、同じ動きを何度も繰り返すことの出来る撮影システムの総称である「モーション・コントロール・カメラ」というのが正式な呼び方ではあるが動かすのはカメラだけでなく、被写体も、時にはライティングまでコントロールする。

【光学合成】

オプチカルプリンターという装置を使って2つ以上の絵を切り合わせ、1つのフィルムに定着させる技術である。

【 オプチカルプリンター】

映写機とカメラが向かいあっている装置、映写機にかけたフィルムを相方のカメラで撮影するコマ送りなどは完全に同調するようになっている。 

【線画台】

実景のポジフィルムを紙に投影してビルの稜線を写し取る機械 ビルの部分を黒でぬりつぶして撮影して出来たポジフィルムをメスマスク、空の部分が真っ黒のフィルムをオスマスクと呼ぶ。

【泡吹き】

怪獣が口から泡を吹く時に使用する。泡立ちのよい台所洗剤が使用される。

【エレベーター】

人力で動かす上下台のこと、怪獣やウルトラマンの出現に使用する。

【モノレール】

ベアリングが4方に付いていて中を50角の鉄骨がスライドする仕掛けのこと

【ばたんこ】

棒を引き抜くことによって、上部の板が倒れ、その上に作りこんだ飾りを崩すという、陥没や地割れなどでは、おなじみの方法

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